
街と中世の仮設建築
現代都市の路上にポンと置かれた、中世の仮設建築とでもいえる山鉾(可動建築でもありますが)。 京都祇園祭の数日間に現れるこの路上空間、とても惹かれます。

ご報告 -MOSCOW INTERNATIONAL FOTO AWARDS-
国際写真コンペ MIFA(モスクワ・インターナショナル・フォト・アワード)で、2作品入選しました。 The Lights In Lake Biwa 抽象部門 入選 (出品作品) Biwako ランドスケープ部門 入選 (出品作品) ライフワークとなりつつある琵琶湖の撮影ですが、まだまだ写真に収めたい光景がたくさんあります。 最近は、減光フィルターを使わない日中の長時間露光の方法を模索しています。 web 琵琶湖の光 https://www.chihirotanakaphotography.com/ instagram https://www.instagram.com/chihirotanaka.photography/

現在進行形
この改装前の長屋の空間で撮影した時、確実に感じたことは、 簡素な骨組みがつくる空間の清々しさと、長年の荷重によって骨組みはやや歪み、内装も剥ぎ取られた状態ながらも、この建築が「現在進行形である」ということでした。 この撮影では、ほとんどのカットをモノクロフィルムとカラーフィルムで撮影しています。 あくまで個人的な感触なんですが、この撮影に限って言うと、モノクロのものは、「空間の(過去の)証拠」、カラーフィルムの方は、「現在進行形である建築の生命感」、という印象を覚えました。 建築をどう捉えて撮るのか、、フィルムの種類も撮影時の大きな選択肢です。

ご報告 -Minimalist Photography Awards-
京都市内の築100年以上の長屋 -改装前で天井などが剥ぎ取られた状態の- を撮影する機会に恵まれたこと、前にこのブログでお伝えしました。そのうち5点の写真を国際写真コンペ Minimalist Photography Awards に出品したところ、建築部門で入選しましたので、ここでご報告します。 The Protoform of the “Nagaya” https://minimalistphotographyawards.com/2019/07/02/the-protoform-of-the-nagaya/ -------- テキスト和文 「長屋の素形」 京都の路地奥には、長屋とよばれる、木造のオールドスタイルのタウンハウスが、多く存在する。私は、改装工事のため、内装が剥ぎ取られ、骨格が現れた状態となった築100年以上の長屋を撮影する機会に恵まれた。 この長屋は、1フロアに小部屋が2間で2階建てというごく小さな家屋で、木造の骨格は細く、作りも必要最低限といったもの。築年数は古いが、いわゆる「文化財としての町家」ではない。 しかし、工事のた